施設長から
「“自分が働きたい”職場、“自分が入居したい”施設に」
故郷の家・東京 施設長 高橋 千津子
「こころの家族」との縁は、教育映画のシナリオ・ハンティングで、韓国孤児に生涯を捧げた日本女性、田内千鶴子さんが残した「木浦・共生園」を訪れた所からです。
迎え出て下さったのは千鶴子さんのご子息、田内基さんご夫婦。1981年の事です。以降、ご夫婦の仕事の節目節目で関わる事となります。
1984年「共生福祉財団 東京事務所」を開設し「海外児童こころの家族」運動を展開。1985年「韓国人老人ホームを作る会」発足したころ、私は韓国に留学。とっぷりと韓国に浸ります。
「こころの家族」が堺、神戸、京都と発展を続ける中、映画「愛の黙示録」では監督補として映画製作に参加。
一方、映像舞台の仕事をしながら福祉専門学校で本格的に「福祉」の勉強をし、介護福祉士、居宅介護支援専門員の資格を取ったところで「故郷の家・京都」が竣工、お手伝いする事になりました。
そし15年の時を経て「故郷の家・東京」施設長の任の拝命です。
若者が高齢者を支える時代から、元気なアクティブシニアが支え手になる社会が理想です。私もアクティブシニアです。
入居者の方々、職員の方々、そして地域の方々と一緒に作り上げる「最終章」の演出です。自分が働きたい職場、自分が入居したい施設を目指します。
高橋 千津子(たかはし・ちづこ)
延世大学 語学堂・早稲田速記医療福祉専門学校卒業
国際放映・東映・等でスクリプター契約。フジTV“契ありせば”で脚本家となり、東映教育映画“この愛をありがとう”で監督となる。
㈶すぎのこ文化振興財団にて舞台の脚本・演出を行い同財団の常務理事・事務局長を務める。
その後、福祉専門学校を卒業し、社会福祉法人「こころの家族」に就職。ケアプランセンター故郷の家・京都にて居宅介護支援専門員となり、法人本部の福祉資源開発室 課長も務めた。
こころの家族退職後、別事業所にて居宅介護支援専門員を続け利用者に寄り添った支援を続けてきた。