2月1日、堺市南第2地域包括支援センターの前センター長、辻野やす子さん=写真=が故郷の家の新施設長に就任しました。
辻野さんは介護保険導入前から在宅医療の重要性を認識してきました。病院看護師として勤め退職後、早くから訪問看護に熱心に取り組んでいた看護師と共に活動。訪問看護の修業の始まりでした。「白衣を脱いで普段着でご利用者の自宅に行ったときの衝撃は何年経っても忘れられません。鎧(よろい)を外した素の自分とご利用者が向き合う。『在宅医療』とはこういうことなんだと思い知らされました」と語ります。その後、在宅医療を行っていた開業医とチームとなり在宅医療に取り組みました。
介護保険導入後ケアマネジャーの資格を取得。特別養護老人ホームや認知症対応型のグループホームに勤務。2018年7月、こころの家族が運営する南第二地域包括センターのセンター長に就任後は職員や地域の人たちと 一緒に地域作りに取り組んできました。
「地域での施設の役割を見据えた中で地域とのつながりと、ご利用者お1人おひとりとのつながりを大切にしていきたいです。あと、職員さんたちが楽しく仕事できる施設になれば」と、辻野さん。