故郷の家で、今日も利用者さんに「あんたここの理事長かね」と聞かれて、
「私はあなたの子分ですよ。あなたの子分がここにいるんだと思って安心してください。あなたの子分がいると思ったら心強くなるでしょう」と答える。
「そんな風に言われるのは、初めてだ。感激した」と顔を崩して笑われる。
福祉は施しではなく、サポートするものです。
韓国木浦の法人には障害者の授産施設が2ヶ所ある。
その施設長の人事があった。ご利用者から思いがけずお菓子のお餞別を頂いた。
喜んでいると、「これはあなたにあげたんじゃないよ。これから行く施設の利用者さんにあげるんだよ」と言われて目を丸くした。
施設長の心配をするまで余裕ができ成長した姿に感謝し、感動したのである。
感謝から学んだ福祉の現場は、7つのKの職場です。
まず、私のような小さな者が他人のお世話をする職場で働くようになり、感謝。
1、感謝から始まると
2、感動が生まれ、
3、感激する。
4、利用者との関係が生まれる。
5、お互いに期待し、
6、希望を持つ。
そして、
7、幸福になる。
感謝、感動、感激、関係、期待、希望、幸福をいただく職場なのです。
社会福祉法人こころの家族 尹基(Tauchi Motoi) 2024年5月1日