「祈り」

私は祈ります。
一人で歩きながら祈ります。
人気のないところで一人祈ります。

私は祈ります。
貧困や病気、厳しい環境に置かれている人たちのために祈ります。
感受性が豊かな青少年、障害を持つ子どものために祈ります。
ご高齢者とそのご家族が安心されるように祈ります。
そして、お世話やお手伝いをしている職員に感謝して祈ります。
頭の痛いことがあるときには、戦前、戦後の大変な時代に父と母が苦労したことを想います。
すると、いつも傍から「恐れるな。神の義を信じなさい」と励ましてくれます。

私は祈ります。ただ祈ります。
時には夜12時、1時まで祈ります。
ご縁をいただいた人々が幸せになるように祈ります。
応援してくださるお一人お一人を覚えて、その事業が成功するように祈ります。
祈っていると感謝に涙が溢れ喜びに満たされて私は幸せだと感謝します。
そして、眠くなったらぐったりと休みます。
すると、すべてが収まるのです。

あの世に行くときは手ぶらです。
他人のために働けるのは、どんなに幸せなことでしょう。
生きているうちに、夢の実現に向かって精一杯働きたい。

もう寝よう。
明日がある。
そして、夢の中で私はまた祈るのです。

社会福祉法人こころの家族  尹基(Tauchi Motoi)   2023年3月1日

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