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高知・全羅南道デー 田内千鶴子記念映画「愛の黙示録」上映会

講演される西森潮三 高知 日韓友好促進議員連盟 名誉会長
映画「愛の黙示録」 高知日韓交流の原点 高知県と全羅南道 10月姉妹結縁へ
西森潮三 全羅南道 名誉道民 講演。
「韓国孤児の母」と慕われた田内千鶴子の国境を超えた愛の生涯を描いた映画「愛の黙示録」が、去る8月27日、高知市文化プラザかるぽーとで上映されました。
製作から20年以上が経ち、田内千鶴子の気高い愛の生涯を知らない世代も増えて来たことから、今回、高知県と全羅南道の姉妹締結を前にして、駐日本韓国大使館が主催し、高知県と全羅南道が共催して、2016年第1回韓日文化キャラバン 高知・全羅南道デ―の行事の一環として上映されました。

映画会では、田内千鶴子女史の長男の尹基こころの家族理事長の参加も紹介されました。
また、禹基鐘韓国全羅南道副知事は、高知と全羅南道の交流は田内千鶴子女史の存在をなくしては語ることができないと言い、両地域の友情協力が深まることを期待するとあいさつされました。高野光二郎参議院議員は、2003年の木浦共生園の創立75周年記念行事に参加し、また夫人が当時高知県庁で研修していた韓国女性であることを明らかにして、両国民がお互いに理解し合うことの大切さを訴えました。
徐張恩駐広島韓国総領事は、初めて「愛の黙示録」を見ると明かしながら、高知と全羅南道の交流は、1997年の田内千鶴子記念碑建立を契機に深まったとその経緯を語り、昨年、外国人とした初めて全羅南道名誉道民となった西森潮三日韓友好促進議員連盟会長(当時、現名誉会長)の日韓友好に向けた働きを紹介されました。
西森潮三日韓友好促進議員連盟名誉会長は、講演を通して、日本人の先人たちが韓国の皆様にどういうことをしてきたのか、当時、映画「愛の黙示録」を見て分かった。田内千鶴子女史の人類愛を後世に語り継ごうと記念碑を木浦の石で建立すべく、木浦を訪問したことが契機となって、高知県と全羅南道の交流が始まったと明らかにされました。また、両地域の交流に陰ひなたなく尽力されている長男の尹基理事長が、日本でお年寄りの世話をされていると紹介されました。

映画会の後、三翠園で開かれた高知県知事主催の歓迎レセプションには、李俊揆駐日本韓国大使が出張先の北海道から駆けつけられ、今回の韓日文化キャラバンの開催に触れ、高知は田内千鶴子女史の出身地で特別なご縁で皆が楽しむ祭りの原動力となったとあいさつ、韓国と日本、韓国人と日本人が本当に親しい友達となる大きな夢を持って日本に赴任した。その夢を私と高知、全羅南道の三者から始めましょうと語り、大きな拍手を受けました。
同キャラバンには、こころの家族の堺、大阪、京都の職員6名も参加し、こころの家族の法人の原点に触れる機会を持ちました。
映画「愛の黙示録」は約20年前の1995年に日韓合同で、日韓国交正常化30周年、終戦50周年記念として製作されました。当時、全国の上映委員会で上映され、田内千鶴子女史の民族を超えた人類愛は、多くの人々に感動を与え、日本の大衆文化韓国解禁第1号許可作品となりました。
映画「愛の黙示録」が契機となり、発展してきた高知県と全羅南道の交流は、来る10月31日に姉妹血縁締結を予定し、今後ますますの交流発展への期待が高まっています。
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