韓国全州大学、尹基理事長に名誉文学博士学位授与
永年の福祉文化貢献を評価

　一貫して社会福祉事業に邁進してきた弊法人の尹基理事長（韓国共生福祉財団名誉会長）は、去る5月4日、韓国の全州大学から名誉文学博士学位を授与されました。

　この日、同大学の芸術館JJアートホールで行われた授与式では、教授陣や社会福祉、キリスト関係者、学生など約100人が参加する中、洪正吉理事長、李鎬仁総長、金ネソン大学院長は挨拶を通して、尹基理事長が、父母の愛の精神を受け継ぎ、社会的弱者の孤児や疎外された人たちに福音を与え、希望と喜びを分かち合い、人類社会の共栄に寄与した功績を高く評価し、名誉文学博士学位を授与すると推薦の背景を語りました。

　授与式では、尹基理事長の孤児や在日韓国人高齢者などの社会福祉に尽力してきた映像が上映され、場内に感動を与えました。尹基理事長は、福祉は文化という信念のもと、韓国と日本の国境を越えて、それぞれの文化を尊重する新しい福祉の世界を開拓、実践し、多文化共生の福祉潮流の先駆けとなってきました。
　その間、「オモニはバカだ」などの多数の著書や人々のつながりの在り方を提示しました「こころの家族」運動の展開、映画「愛の黙示録」の制作、白健宇ピアノリサイタルなどの公演、日韓こころの交流シンポジウムなど、文化と福祉を融合した様々な活動を実践してきました。

　答礼辞を通して、尹基理事長は、全州大学から重い名誉を頂き、これに答えるためにも孤児の少ない社会を目指して国連「世界孤児の日」制定推進へ全力を尽くすと語り、全州大学関係者や学生たちの積極的な賛同を訴えました。

　全州大学は、全羅北道の全州に位置するキリスト教系の大学で、広大な敷地に中高大学など総合的な教育環境を備え、「あなたの心に星がありますか」をキャッチフレーズにスパースターを育てる教育方針を推進し、有名な芸能人を輩出するなど、注目度が高まっている総合教育機関です。