HOME > トピックス一覧 > 2010年 > 認知症の理解を深める講座
認知症の理解を深める講座を地域で開きました
故郷の家介護サポ−トセンタ−・大阪が、11月16日午後1時30分〜3時30分、生野区民センタ−301会議室で、認知症を理解するための講座を開催。本講座は、地域福祉を推進する活動を応援することを目的とした、平成22年度「生野区社会福祉協議会善意銀行事業」に応募して、その助成対象団体に選ばれて実現したもの。
講師には、特定非営利活動法人高齢者外出介助の会の理事長・永井桂子さんをお招きして、認知症の姑の介護をしながら悩み、考えたことをきっかけに行動を起こした過程から現在の取り組みまでを話していただきました。同会は、一人歩きが不安な方が安心して外出できるように援助するボランティア団体で、設立して16年になります。
講座の後半、意見交換の時間では、もっと親の介護をしたいと思っていたのに、施設側から「無理をしないで下さい」と言われた経験のある方からの質問や、マイケアプラン研究会の会員から活動紹介がありました。
参加者は、生野区にあるケアサポ−トセンタ−や事業所など、実際に高齢者介護の現場で働いているケアマネ−ジャ−やヘルパ−も多く、「ご利用者の不安感を安心感に変えるために、ゆっくりとあせらずに対応することの大切さを教えていただきました」「忙しさの中で見過ごしてしまっていることに、気がつきました」など、さまざまな共感の声が寄せられました。
「認知症サポ−タ−」の養成研修を受講し、認知症の方をあたたかく見守る目と手になって貰える人の輪が広がるように活躍している永井さん。「認知症の方に寄り添って、その人の暮らしを理解してください」というメッセ−ジが、心に響く講座でした。 |
|
|
|