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故郷の地

ソーシャルワーカー 尹基
社会福祉法人 こころの家族理事長

 

 1月末の日韓親善協会中央会新年会は、いつもと違う重苦しい雰囲気だった。
みんな元気がない。心配している。
「日韓関係が最低ですね」「いや最悪だね」
元駐韓日本大使は私の傍に来られて
「うまくいったらいいですね」と。
演壇に上がった別の方は
「元気が出るように韓国の参鶏湯を食べています。市民レベルでは年間1000万人近い人々が往来し文化交流も広がっている」と希望を語る。

「玄界灘の波が高くなったらあなたが真ん中に立って波を沈めてください。」1964年、岸信介元総理は、母田内千鶴子にそう言われたと聞いている。
何故、政治家ではなく韓国孤児の母・田内千鶴子にそのような言葉を下さったのか。

韓国の児童文学者・尹石重(ユン・ソクチュン)先生は、子どもは大人の先生ですと次のように言われた。

我々は子どもから真心を学ぶべきです。
大人の世界はあんまりにも嘘が多いからです。
我々は子どもから純真を学ぶべきです。
大人の世界はあまりにも不条理が多いからです。
我々は子どもから美しさを学ぶべきです。
大人の世界はあんまりにも人造美が溢れているからです。
子どもは我々に真・善・美を教えてくれる心の先生です。

今秋、在日コリアンと日本人高齢者が共に住む故郷の家は30周年を迎える。お年寄りの望郷の気持ちを、尹石重先生の韓国童謡「故郷の地」に託し歌碑を準備している。

2019年3月1日 

尹 基(ユン・キ)
 韓国・木浦で孤児達の施設「共生園」を創始した伝道師・尹致浩を父に、その妻であり尹致浩のあとを継いで共生園を守り続けた田内千鶴子を母として生まれた。社会福祉法人こころの家族理事長。母の生涯を著した「愛の黙示録/母よ、そして我が子らよ」は映画化され、多くの人の感動を得た。「梅干しとキムチ」に象徴されるはじめての日韓共生の老人施設「故郷の家」は現在4施設となり、日本の福祉に新しい風を送り続けている。

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