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ソーシャルワーカー 尹基
社会福祉法人 こころの家族理事長

 

 故郷の家・東京では、敬老思想圏の国、ミャンマーから18名、韓国から11名と中国から2名の日本の福祉や看護を目指す留学生を迎え、学業の合間に働いていただいている。

 7月初め、相談員からメールが入った。

 韓国男子留学生の一人が手術を受けることになりました。今日、入院手続きをして、術後の経過が良ければ5日で退院予定です。入院日、手術日、退院日には、私が同行し、元気になって戻ってくることができるように頑張ります。

 私はもう一度読み返した。そして、さっそく会って話を聞いてみた。
 家族は?
 誰も来ないんです。
 留学生自身が断ったという。
 じゃ、あなたが親代わりか?
 はい。
 誠実さと頼もしさにあふれていた。
 5年目になる相談員の彼は、韓国から来たソーシャルワーカーで、日本の相談員資格もある。
 手術費は?
 区役所に高額医療費制度を申請し、学校の留学生保険があるので本人に大きな負担はないと思いますと、答えた。

 昨年暮れには、ミャンマーの女子留学生が大きな手術を受けた。もともと持病があり、発病した。当初費用が20万円ほど足りないと聞いて、少しずつ集めようと呼びかけたが、しばらくして保険で間に合うと判った。
 彼女たちは、ほっとした。日本人の親切に、ありがとうと言っていた。

 法人では、年末に向けマニュアル作りに取り組んでいる。委員長は、河幹夫副理事長で、「社会福祉法人における外国人専門職の養成・定着プロジェクト」である。
 これからは多文化共生の時代です。アジアの若者が夢を実現する日本であってほしい。
 どんなマニュアルができるだろうか。

2017年9月1日 

尹 基(ユン・キ)
 韓国・木浦で孤児達の施設「共生園」を創始した伝道師・尹致浩を父に、その妻であり尹致浩のあとを継いで共生園を守り続けた田内千鶴子を母として生まれた。社会福祉法人こころの家族理事長。母の生涯を著した「愛の黙示録/母よ、そして我が子らよ」は映画化され、多くの人の感動を得た。「梅干しとキムチ」に象徴されるはじめての日韓共生の老人施設「故郷の家」は現在4施設となり、日本の福祉に新しい風を送り続けている。

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