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「7Kの幸福」

ソーシャルワーカー 尹基
社会福祉法人 こころの家族理事長

 


 コロナ禍でみんなが沈んでいるこのご時世、どうすれば弱い立場にいる人たちが喜ぶだろうか?
近頃は、介護福祉士の仕事は【3K=危険・きつい・汚い】 だといわれている。
しかし、実際そうだろうか?
 私は社会福祉の現場には多くの幸せがあり、3Kではなく 7Kだと思っている。
『感謝・感動・感激・期待・希望・幸福・輝き』があるからだ。

 コロナの感染症対策でデイサービスを休む事を決めた時、施設長が私に言った。
「家にお風呂がないデイ利用者さまを施設のお風呂に入れてあげてもよろしいでしょうか」
私はその心遣いにとても感動した。
武蔵野音大大学院で勉強し、大学で教えていた韓国からの元留学生が「福祉は文化である」
という当施設の介護方 針に感動し、大学を辞め、ケアマネジャーの資格を取り、今施設長をしている。
彼女は介護の仕事をしてから高齢者のにおいが香水に変わった≠ニ言った。
それほど高齢者が好きになったのだ。
「毎年一年に一回は美しいドレスを着て歌を!」との想いから彼女の提案で始めた企画は
高齢者も家族も職員も大好評。 皆んな大喜びだ。

 介護の現場で働く人々は優しく、高齢者の笑顔を見ることにやりがいを感じている。
同じ人間として生まれて、他人の世話が出来る仕事につくことは、幸運で誇らしいことだ。
現場で勤務している人たちに応援の拍手を!


 社会福祉法人こころの家族   尹基(Tauchi Motoi)

2022年7月1日 


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