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「諦めない」

ソーシャルワーカー 尹基
社会福祉法人 こころの家族理事長

 



   コロナ禍中、亡くなる人の多さに胸が痛む。
 地球よりも重い筈の人命が、その尊厳がいとも簡単に剥奪されているように思う。
 「故郷の家」の入居高齢者にもそんな危機が迫っている。
 現在我々は何よりも防疫を優先した居住者サービス態勢を執っている。
 そのためこれまで実施していたサービスメニューもかなり変えざるを得ない。
 例えば入居者ご家族の見舞いはかなり厳重に制限しているし、入居者と交流してくださるボランティアさんたちの訪問もお断りしている。
 職員誘導で出かける買い物や散歩も中止している。
 これが既に1年以上続くものだから、入居者ご本人たちばかりでなく、職員たちにもストレスは募る一方だ。
 「故郷の家」では、長生きすることも大切だが、楽しく長生きすることがもっと大切だと“福祉文化”を実践して来た。
 それを我々はHEART SERVICEと呼ぶ。即ち次の5項目を指す。
 我が家のような「故郷の家」 Home like
 真心を尽くす「故郷の家」 Earnest
 快適な「故郷の家」 Amenity
 こころ安らかな「故郷の家」 Relax
 大切にされる「故郷の家」 Treatment
 これらのサービスを当今の制限の中でどのように提供し、先ず入居者の方々のストレスを解消してゆくかが差し迫った課題だ。
 「故郷の家」は韓国人が安楽に老後を過ごし、日本の老人たちと和合するように願って作られた日本初の老人介護施設だ。
 韓国人が高齢者を敬い大切にする親孝行文化と、日本人が持つ思いやりともてなしの文化が交ざり合った介護サービスを開発して来た。
 コロナ禍と言ってもこの文化を絶やすことはできない。
 介護職員たちはこの現実をどのように乗り越えるかを諦めることなく日々研究、模索している。
 故郷の家・東京開設記念メッセージを下さった洪正吉牧師は次のみ言葉を持って励ました。

 たゆまず善を行いましょう。諦めずに励んでいれば、時が来て、実を刈り取ることになります(ガラテヤ6:9)


 社会福祉法人こころの家族   尹基(Tauchi Motoi)

2021年9月1日 


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