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「楽しく生きるための福祉」

ソーシャルワーカー 尹基
社会福祉法人 こころの家族理事長

 

 ついに新型コロナウィルスは、アジアから欧州、北米南米、アフリカと全世界に拡がり、4月末感染者は312万人、死者は22万人を超え終息のきざしが見えない。  目に見えない敵と戦う中、アイスランド、台湾、ドイツ、ニュージーランド、フィンランド、デンマークではいずれも女性指導者が危機の中で真のリーダーシップを発揮し評価されている。

 故郷の家では、堺、大阪、神戸、京都、東京の5か所に高齢者が468名生活している。  早くから面会のお断りなど、コロナ対策を打った。  1番困るのは、集団生活の場である病院や施設だ。一にも二にも感染拡大予防でできることはすべて行う。

 「楽しく生きるための福祉」をうたってきたのに、高齢者の命を守る病院や老人ホームが感染の場になっては深刻な話だ。私自身、韓国出張から戻った2月22日以降、薄氷の上を歩くような緊張が続いている。

 やむなく、デイサービス、ヘルパー派遣、短期入所を一時停止せざるを得なくなった場合でも、何とかやりくりして入浴サービスを提供したいという職員の思いやりがうれしい。  老人ホームは「きつい」「汚い」「危険」を意味する3Kの職場だといわれる。

 職員希望者は少ない。こうした中で、介護福祉士国家試験合格者の外国人には就労ビザの発給を始めた。
 英国ではジョンソン首相がコロナに感染され、一時は目が離せなかった。最も危険な状況の時に48時間ベッドのそばで待機してくれたのは2名の移民だった。ニュージーランド出身のジェニー氏とポルトガル出身のルイス氏だ。  「病院の職員は、自らを致命的な状況に置き、危険にさらされている。医療現場が守られているのは彼らの勇気と献身、務め、そして愛情のおかげだ」と、首相は謝意を述べた。

 3K職場で頑張っている職員に保険金をかけてあげたい。職員の幸せは高齢者の幸せです。それには、私の好きな焼き肉を控えなきゃと、思うこの頃です。

2020年5月11日 



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