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子どものこころ

ソーシャルワーカー 尹基
社会福祉法人 こころの家族理事長

 

人と人のこころの接着剤は何でしょう。
私は、「愛」だと思います。
愛という漢字をよく見ますと、その中には心という字があります。
あいという発音は、韓国語で子どもを意味します。
愛は、子どもの心から始まるべきではないでしょうか。

愛には、国境がないと言われます。しかし、異性間の愛は、言葉、習慣、環境等文化の違いから誤解と不便があります。
宗教には、国境がないと言われます。しかし、その宗教が余りにも多く派閥が強いため国境を超えることが難しい。
芸術には、国境がないと言われます。しかし、国家の背景と国力が弱ければ芸術の世界に進出することは大変難しいことです。

本当に国境がないのは、子どものこころです。
人間の本心です。
人間の良心です。
昔、ある天文学者が夜、外に出て空に美しく輝く星を眺めていました。そして、どぶんと、溝に落ちてしまいました。
溝の中から救い上げられたのを見ていた一人が皮肉を言いました。
「遠いところは良くご覧になるのに、足元は見えませんか?」
1500年前、ギリシャの国の僕として生まれたコプチエ閣下のお話は、今日、私たちを考えさせます。
私たちは、まず、足元から知ることです。
そして、お隣の人から親しくなることです。
遠いところは遠いところの人に任せて、近くの人から大切にしていく。
これが、日韓親善の始まりだと思うのですが・・・・。

2019年5月1日 


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