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共生主義者?玉洞里尹致浩(ユンチホ)記念碑

ソーシャルワーカー 尹基
社会福祉法人 こころの家族理事長

 

 この度の西日本豪雨により被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。


 共生主義者                韓雲史

 何が本当の愛なのか。
 人のために働きまわりながらも、疲れを知らない状態を言う。
 自らを意識せず奉仕に没頭することだ。
 そんなこと普通の人間にできることではなく、聖者の境地でこそ可能なことだ。
 尹致浩を世間では乞食大将≠ニ呼んだ。
 しかし彼の言動から、人たちは超人≠感じた。同じ普通の人間であるはずなのにどうしてそんなに純粋でいられるのか。人たちは優しい眼差しを送った。

 去る6月20日、父・尹致浩(1909??)の故郷、全羅南道咸平(ハンピョン)郡羅山村玉洞里の入り口に、父を記念する石碑が建立され、その除幕式が行われた。式には咸平郡主や李介昊(イケホ)国会議員を始め地元の人々、共生園職員と園児たち200人余人が参席した。
 父の家門(一族)である坡平尹家(パッピョンユンケ)から話を聞いた時に、ありがたいが大きな負担をかけること故、遠慮したが、家門に勇気を与えるものだと説得された。その碑文については作家の故・韓雲史先生の絶筆となった僅かノート1ページ程の「共生主義者」という一文があり、それを尹忠相(ユンチュンサン)坡平尹氏会長に提案したら承諾頂いた。尹致浩に対する韓先生の敬愛の念がひしひしと伝わる頌詩だ。遺族としてはありがたく、「共生主義」発祥の地として伝えてゆきたい。

2018年7月1日 


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