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 共生園の創設者 尹致浩(ユン・チホ)

ソーシャルワーカー 尹基
社会福祉法人 こころの家族理事長

 

 親や社会から捨てられた子供たちと生活を共にする父を、
世の人々は乞食大将と呼んでいました。共生園の始まりです。
 今日、6月13日は、父・尹致浩の108回目の誕生日です。
 息子・娘・孫たちが挨拶する日です。
 朝鮮戦争の翌年1951年1月26日に、
父は孤児の食料を求め道庁の光州に出かけたまま、
帰らぬ人となりました。私が8歳のときです。
 6・25動乱で、孤児の数は一時500人までになりました。
 母は孤児を育てながら父の帰りを待ち続け、苦労の末に56歳で亡くなりました。
 8歳の少年は、今、74歳になりました。
 この6月11日、父を愛した母・田内千鶴子の足跡を訪ねて、
日本から特使として二階俊博自民党幹事長ご一行360名が共生園に来られました。
 記念植樹の後、みんなで風船を飛ばしました。
 共生園の子供たち、そして、世界の孤児たちの幸せを祈って、
360あまりの風船が空高く山の上まで舞い上がり、広く遠く飛んでゆきました。
 田内千鶴子が休むその空のむこうに。


2017年7月1日 



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