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     「ともいき」と「共生」

ソーシャルワーカー 尹基
社会福祉法人 こころの家族理事長

  「故郷の家・京都」支援の会で長くリーダーを務めていた だき、2月7日にお亡くなりになった佛教教育学園元理事 長の水谷幸正先生は、胸に「ともいき」と書かれたバッチを いつもつけておられました。
 「ともいき」を漢字で書くと「共生」です。浄土宗の僧侶で 仏教学者だった椎尾弁匡(しいお・べんきょう)が1922 年に始めた「共生運動」からと言われています。現在は「浄 土宗ともいき財団」が活発に活動しておられるようです。
 私の父、尹致浩が韓国・木浦で孤児たちを集め生活した 「共生園」を始めたのは1928年です。
 ほぼ同時期に、日本と韓国とで、同じ共生の理念を掲げ た運動家が活動していたのです。父はキリスト教の伝道師 でしたから、宗派は違いますが、「共生」という考えは共通し ています。
 水谷先生も生前に「二人に何か接点があったのだろう か?」というお話をされ、不思議がっておられました。
 しかし、父に関して私が知りうる資料や伝聞からは、二 人の接触点は浮かんできません。接点はなかったと思いま す。時代のなせる業だったのでしょう。
 前号でも、共生の理念はますます輝くと指摘しましたが、 水谷先生の温かくも深い「共生」への思いを今、改めて感じ ます。
 偏狭なナショナリズムに傾きがちな世界の現況ゆえに、 共生という思いが宗主国と植民地という関係にあった日韓 で同時代に生まれた意味を考えよう。水谷先生が宿題を投 げかけたように感じます。  

2014年3月1日

 













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