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 猛暑でも頭だけはクールに

ソーシャルワーカー 尹基
社会福祉法人 こころの家族理事長

 今年の夏は例年にない猛暑の日々が続きます。
四季に恵まれ、穏やかな気候の移ろいと、その変化をとらえる豊かな感受性が、日本人らしさを作ってきたと語られてきました。
 自然の下で育まれた、繊細で、穏やかで、他者への思いやりを重んじる、このよき日本人の心根も、この獰猛(どうもう)とも呼べる酷暑の下では、維持し続けることが困難なのでしょうか。
 世界の平和へ思いを寄せる季節である8月は、気候と同じく例年にない、猛々しい空気の8月に変貌しました。
 戦後の日韓関係は、国際政治の事情から、政治主導で進められました。
 しかし、年月を経て、経済が互いを潤し、同じ俳優やタレント、スポーツ選手が人気を集め、刺身やキムチを互いに食べ、人々の日常生活には、何の違和感も感じない時代に、急に噴出した政治の冷気には戸惑いすら感じます。
 たまたま、17世紀のオランダ人牧師が著したという、日本人から見れば奇妙なジパング紹介誌をとりあげた近著の書評を読みました。
 当時のヨーロッパから見た日本はこんなだったのか?と思う半面、オランダ人牧師の根拠のない想像力をもとにした内容に対して、書評子は、これのどこが日本なのか分からない、何も知らないくせに、と嘆いてみせるのですが、いや待てよ。
 現在の私たちも、互いに他国について、本当にどれだけのことを知った上で話しているのでしょうか。同じく根拠のない想像力を働かせて、それが当然と思ってはいないでしょうか。
 互いに頭の中だけは、一足早く涼風を吹かせなければと思います。                2013年9月1日

 












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