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 音楽は「故郷の家」を支える文化

ソーシャルワーカー 尹基
社会福祉法人 こころの家族理事長

 「故郷の家」で生活する在日コリアンのお年寄りにとって、アリランを歌う時は特別の時間が流れているのだと、いつも感じます。
 アリランは、昨年、ユネスコの無形文化遺産にも登録され、日本でもよく知られた韓国の伝統民謡ですが、これほど深く、広く、聴く人の胸を打つ歌は世界に類のない民謡でしょう。
 2月に開いた、こころの家族創立25周年記念「故郷の家」ハーモニーガーデンコンサートのトリもアリランでした。
父、尹致浩(ユン・チホ)が消息不明になり、母、田内千鶴子が他界、園長不在の木浦「共生園」園長として300人の子どもたちの親になったのは、大学を出たばかりの26歳の時でした。
 経験も何もない若造にできることは、子どもたちと遊ぶことだけです。突然、投げ出され、茫然とする私にとって、共生園の前に広がる多島海へ落ちる夕日を眺めながら、子どもたちと一緒に歌うことは、心安らぐひと時でした。
 一昨年3月、東京で開いた在日韓国老人ホームを作る会の26周年記念東京大会にも出席いただいたアリラン研究者の李負Jさん(コリア音楽研究所所長)は、正月の民団新聞への寄稿で「険しい峠を越えるアリラン文化」を精神的糧として生きて生きたい、との思いを述べています。
 こころの家族にとっての歌は、心の支えともいうべき大切な文化の根幹をなしています。だから、25周年の感謝と慶びを歌で皆さまに伝えたかったのです。韓国からの音楽家の皆さん、日本の聴衆の皆さん、ありがとうございました。                          2013年3月1日

 
















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