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 世界 孤児の日

社会福祉法人 こころの家族
            理事長  尹 基

 人間はみな孤児である。子どもの時に孤児になるか、大人になって孤児になるか、の違いがあるだけだ。しかし、子どもの時に孤児になった子には社会の温かい護りが必要です。

 「孤児」という日本語は、日常会話からも消えつつあります。しかし、中東やアフリカなど紛争と貧困に見舞われる世界をみれば、孤児という言葉が消える状況にありません。
 21世紀になっても、人々は脅かされ、逆に社会の基礎単位である「家族」の解体が急速に進み、子どもたちは街に追われ、世界の孤児は増加しているのが現実です。もはや、目をつぶる水準を超えています。
韓国の社会福祉法人「崇實共生福祉財団」は、孤児たちに対する「地球村」次元での責任を明らかにし、護るために、孤児の少ない社会の実現をめざして一歩を踏み出しました。
 「韓国孤児の母」と慕われた田内千鶴子の生誕100周年である2012年10月31日を「世界 孤児の日」と定め、田内千鶴子が民族、国境を超えて孤児たちに生涯を捧げた地、韓国・木浦市で制定を宣言する準備をしています。
 田内千鶴子は、植民地時代の朝鮮に朝鮮総督府官吏の父親とともに移り住み、朝鮮人伝道師だった尹致浩(ユン・チホ)と、周囲の反対を押し切って結婚。「木浦共生園」で孤児たちを護りました。朝鮮戦争の混乱で夫が行方不明となった後も、共生園を守り続け、3000余人の孤児たちを育て上げ、1968年、56歳の生涯を閉じました。
 孤児の存在を忘れる社会は、やがて「大人の孤児」にも気づかない、冷たい社会に変容してしまうのではないでしょうか。


 2011年2月1日


在日韓国老人ホームを作る会
故郷の家・京都支援の会
木浦共生園