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  福祉をはぐくむ市民精神

社会福祉法人 こころの家族
            理事長  尹 基

 木浦は私の生まれ育った土地です。80年の歴史をもつ共生園もあり、訪れる機会はたびたびあります。
 それでも、今回の訪問では特別の感慨がありました。私が木浦の名誉市民証をいただいたことは身に余る栄誉ですが、日本国籍の私に名誉市民証を授与するという木浦の大きな「市民精神」に感動したからです。
 朝鮮戦争時に行方不明になった父の替わりに孤児たちを育てる決意をした母に対し、日本人である母にその資格があるか、との攻撃から母をかばってくれたのも木浦市民でした。
 思えば「福祉社会」という言葉すらない時代に、孤児を育てる親父に土地を与えてくれたのも木浦市民でした。
 国籍よりも人間を優先する市民精神は、やがてノーベル賞に輝く金大中元大統領を誕生させました。
 私は、この木浦の市民精神に支えられてこそ、日本で在日コリアンの福祉を訴えることができるのだ、とつくづく感じます。
 韓国最南端の港町ですが、そこには福祉をはぐくむ地球よりも大きな市民精神が存在します。この木浦市民精神を広めること。これが私への名誉市民証授与の本当の理由だと思います。

2009年11月1日



在日韓国老人ホームを作る会
故郷の家・京都支援の会
木浦共生園