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  韓雲史先生のご冥福を祈ります

社会福祉法人 こころの家族
            理事長  尹 基

 私にとっても、故郷の家にとっても精神的支柱であった韓雲史(ハン・ウンサ)先生が、8月11日、亡くなりました。幼くして父、尹致浩を失った私にとっては、文字通り「こころの父」でした。
 先生との出会いは1972年暮れです。木浦にしては、珍しく雪が降ったその日、共生園を訪れた川端政道さんというNHKのディレクターから「韓雲史先生をご存知ですか」と聞かれたのがきっかけです。
 先生は、当時、すでに韓国の国民的なドラマ作家だったのですが、個人的な知己ではありませんでした。その韓雲史先生が、その後、36年間にわたって、私の心に「人間愛」という栄養を供給し続けてくれる存在になろうとは夢にも思いませんでした。
「ここは人間の故郷です」
「どこから来て どこへ行くのが人生か」
 先生は、故郷の家の指針となるべき人間愛のあり方を語った数多くの文書を残してくれました。
亡くなる直前の7月、食もままならぬ病床で、私が「先生、元気出して」と言うと、急に起き上がって「こんどは東京か。その実現を見なきゃ」と眼を輝かした韓雲史先生。
 私への最後の励ましでした。

2009年9月1日



在日韓国老人ホームを作る会
故郷の家・京都支援の会
木浦共生園